トトリの森の音楽隊

鳥取で活動するバイオリン・フルート・ピアノトリオの演奏記録

7/13(水) 7/24(日) Summer Concert 2022 ~やわらかい風チャリティ

 

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【演奏曲目】(7/7 たなばたコンサートとほぼ同じ)

・うみ

・バナナのおやこ

・歌劇「魔笛」より「なんと素晴らしい音だろう」

・山の音楽家

・「きらきら星変奏曲」より 

・星に願いを

・たなばたさま

崖の上のポニョ (楽器体験)

 

【読み聞かせ絵本】

ひまわり (作: 和歌山静子)

ありとすいか (作: たむらしげる)

 

 

それはそれは、初めてづくしのコンサートでした。

自主公演は昨年5月の「絵本と音楽のコンサート」で経験済みでしたが、今回はとりぎん文化会館のような強力なサポートも無く、全て自分達で作り上げました。

 

今年も自主公演をしたいと思い描いていたのですが、

ある時、鳥取市内の産後ケア施設「やわらかい風」の建物が強風で大きな被害を受け、修復に多額の費用が掛かったと耳にしたところから、寄付金を募るコンサートのアイディアがうまれました。

チャリティという名目があるにせよ、トトリの森の音楽隊が自主企画したコンサートに対して入場料をいただくことは、とても大きなチャレンジでした。

 

 

まずは会場探し。

チャリティ目的だと地域の公民館や鳥取中心部の文化施設はどこも使えず、途方に暮れてしまっていたのですが、

諦めずに範囲を拡大して問い合わせを続けていったところ、ありがたいことに国府公民館と隼Lab. の2か所からOKをいただくことができました。

 

 

どちらの会場にするか迷いましたが、両会場ともそれぞれの良さがあったこと、プログラム共通なら演奏面での不安は少なかったことから、集客には不安がありつつも思い切って両会場での開催を決めました。

この曜日の異なる2箇所の会場での開催したことで、結果たくさんの異なる層のお客さまに来ていただくことができ、とても良かったと思います。

 

 

会場と日取りが決まれば、次は宣伝です。

依頼公演の場合は主催者さんがチラシデザインから配布や告知と申込受付まで一挙に引き受けてくださいますが、

自主公演は自分たちが動いて宣伝しなくては、コンサートの存在に誰にも気づいてもらえません。

果たして自分達の力だけでお客さまを集められるのかが、最大の不安事項でした。

 

チラシは、オリジナルデザインです。

昨年の「絵本と音楽のコンサート」で作ったデザインをベースに「海」をイメージした配色にしただけだったりしますが。。

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このチラシをきっかけに、今までトトリの「森」をイメージして緑系しか無かった譜面紙の色を、ブルーで新調しました。

実はこの画用紙の色名は「うみ」なのです。それはもう即買いでした。

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家庭用プリンターでは限界を感じ、チラシを印刷業者に頼み、枚数も今までにないくらい増やし、

Instagram にチラシ画像はもちろん練習動画もアップしたりと、出来る限りの宣伝活動をしました。

 

 

そんな地道な努力の甲斐もあって、なんと日曜開催の隼公演は、案内開始からすぐに満席となりました。

国府公演は平日なこともあり、定員の半数くらいでしたが、決して少なくはない人数にお集まりいただきました。

何より、お申し込みいただいた全員にお集まりいただけたことが、本当に嬉しかったです。

 

あいにく、隼公演の直前にコロナ感染者数が急増し、場合によっては中止の可能性も出てきてしまいました。

何とか開催はできることになったものの、残念ながら数組キャンセルされるお客さまがいました。

そのキャンセルされたお客様や、満席のためお断りしたお客様が何人もいたことが気になり、急遽 Instagram Live 配信もしてみました。

ライブをご視聴くださったフォロワーの皆さま、ありがとうございました。

 

一曲だけですが、Instagram にライブ動画を投稿しています。

コンサートの雰囲気を味わっていただければ幸いです。

https://www.instagram.com/tv/CgY39zPj1BN/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

 

 

プログラムは、前回のたなばたコンサートとほぼ同じなので、演奏面では気持ちに余裕がありましたが、

1日のうちに2回公演、しかもインターバル30分、というのは初めてで、果たして気力体力が持つのかという懸念はありました。

 

ですが、初めての方、リピーターさん、お子さま連れの方、大人だけの方、、毎回いろんなお客さまに出会えたこと、

コンサートを楽しんでくださっている様子が目の前で見えたこと、

終演後、たくさんの「良かったです」というお声を直接聞かせていただけたこと、など、

お客さまからたくさんの力をいただいたおかげで、両日とも、疲れを忘れるくらいの充実感と幸せな気持ちでいっぱいになりました。

 

ご来場くださいました皆さま、本当にありがとうございました。

 

また、たくさんのご寄付も、ありがとうございました。

やわらかい風代表の川口さまからも、感謝の言葉をいただきました。

お力になれたようで、本当に良かったです。

 

 

そんな手作りのコンサートは、素晴らしい仲間たちにサポートいただき実現できました。

 

まずは、絵本を朗読くださった Hさん。

こどもたちの心をガッチリつかむプロの朗読技術に、私たちもワクワクさせていただきました。

夏らしい浴衣姿も素敵でした。

素晴らしい演出をありがとうございました。

 

受付は、国府公演では Tさん、隼公演では Mさんに担当いただきました。

会場設営や写真撮影も買って出てくださり、とても助かりました。ありがとうございました。

 

そして、たなばたコンサートから引き続きパーカッションでご参加いただきました Mさん。

Mさんのレインスティックで始まるという大きなプレッシャーの掛かるプログラムにも関わらず、

各曲で安定した演奏をしてくださり、とても頼もしかったです。

本当にありがとうございました。

 

 

7月は、計5回の本番というトトリ史上最もハードなスケジュールでした。

とはいえ、また9月に大きな公演を控えているため、この怒涛のコンサート期間中から、大きな新曲に取り組んでいたりします。

どうぞお楽しみに!